【中古iPhone】SIMフリー版とキャリア版のSIMロック解除品の違いは?

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iPhone使い方

中古のiPhoneを購入しようと商品を見比べていると、掲載されている端末情報欄に「docomo」や「SIMフリー」などが書かれています。

「docomo」と書かれたモデルについては元々docomoで販売されていた端末で、「SIMフリー」と書かれたモデルについては最初からSIMフリー版として販売されたものであることは想像がつくでしょう。

しかし、docomoから販売されたものをSIMロック解除した端末と最初からSIMフリーで販売されていた端末では何が違うのかという点については、一見してわかりづらいですよね。

そこで今回は、SIMフリー版とキャリア版のSIMロック解除品の違いについて解説し、購入時の迷いを解消していきます。

  1. SIMロックとは
    1. 通信キャリアがSIMロックをかける理由
      1. 実質0円や1円端末の存在
    2. SIMロック解除の義務化
  2. キャリア版のSIMロック解除品とは
    1. 大手通信キャリアの窓口で販売されていた端末
    2. SIMロックが解除されるタイミング
    3. ネットワーク制限がかかっている可能性がある
    4. キャリアの専用アプリがプリインストールされている
    5. 【補足】Android版の特徴
      1. メリット①:おサイフケータイが使えるものが多い
      2. メリット②:日本国内で動作保証が取れているものが多い
      3. デメリット①:対応している周波数帯(バンド)に違いがあるため、海外SIMが使えない可能性がある
      4. デメリット②:キャリアの専用アプリが削除できず、使用もできない
  3. SIMフリー版とは
    1. SIMフリー版とは最初からSIMロックがかかっていないモデル
    2. SIMロックが解除されるタイミング
    3. ネットワーク制限がかかっている可能性がない
    4. キャリアの専用アプリがインストールされていない
    5. 【補足】Android版の特徴
      1. メリット①:海外SIMも含めて多くの通信回線に対応可能(ただし注意点も)
      2. メリット②:キャリアの専用アプリがなく、ロゴの刻印もない
      3. デメリット①:おサイフケータイが使えない端末も多い
      4. デメリット②:技適マークがないものも多い
  4. SIMフリー版とキャリア版のSIMロック解除品の違いまとめ
  5. iPhoneは基本的に同じ。Androidの場合は注意しよう

SIMロックとは

スマートフォンの中にはSIMカードと呼ばれるICカードが差し込まれています。

このSIMカードに電話番号などの契約者情報が書き込まれており、本体がSIMカードを読み込むことで通信が可能となります。

SIMロックとは、日本国内の大手通信キャリアであるdocomo、au、ソフトバンクの3社が、自分たちが販売したスマートフォンが他社のSIMカードで使用されないようにするためにかける制限のことを指します。

通信キャリアがSIMロックをかける理由

実は、SIMロックという文化は日本独自のもので、海外では見られません。

なぜ日本では大手通信キャリアがSIMロックをかけるのでしょうか。

その理由は次のようなものが挙げられます

①キャリアが販売奨励インセンティブを支払い代理店にて端末を1円などの格安で販売する代わりに、囲い込みのために自社キャリアしか使えない制限を掛けていた

②端末だけ格安で購入されて他社に乗り換えられるとキャリアに利益が残らない

 

 

実質0円や1円端末の存在

数年前まで、携帯キャリアショップを除けば「iPhone実質0円」や「1円スマホ」などといったキャンペーンが至る所で見られました。

あれだけ高機能なスマートフォンは開発・製造するのに莫大なコストがかかっているので、普通に考えれば1円などで売ることなどできるはずがありません。

にもかかわらずあのような価格で販売されていたのには理由があります。

それは、大手通信キャリアから販売代理店に対して販売奨励金と称してインセンティブが支払われるからです。大手通信キャリアは端末の売上を上げる「メーカー」ではなく、月々の回線使用料で収益を上げる「通信事業者」です。

そのため、毎月の通信料を継続的に得るために代理店が端末を割引できるような施策を打っています。

大手通信キャリアのショップのほとんどは代理店による運営であり、その代理店が独自で端末の値引きをすることができました。そのため、1円での販売が可能となったのです。

ただし、割引して売った後すぐに他社に乗り換えられてしまったら大手通信キャリアは通信料でコストを回収することができません。また、購入後すぐに乗り換えをし、端末代金未払いで持ち逃げされるということを防ぐためにもSIMロックをかける必要があったのです。

SIMロック解除の義務化

そんなSIMロックの即時解除が義務付けられたのが2020年4月のこと。

それまではキャリアで端末を購入すると必ずSIMロックがかけられており、購入後100日を経過するまでは解除することができませんでした。

しかし、「SIMロックは顧客の囲い込みにつながり、通信料金引き下げを促す新ルールにそぐわない」という総務省からの要請により、2020年4月以降に販売された端末については全てSIMロック即時解除が義務付けられるようになりました。

この制度変更により、キャリアから購入した端末もSIMロック解除の追加手続が必要なくなりました。

キャリア版のSIMロック解除品とは

キャリア版のSIMロック解除品とSIMフリー端末は同じくSIMロックがかかっていない状態ですが、その2つには大きな違いがあります。

ここからは、まずキャリア版のSIMロック解除品について、その特徴を詳しく見ていきましょう。

大手通信キャリアの窓口で販売されていた端末

キャリア版のSIMロック解除品とは、大手通信キャリアの窓口で販売されていた端末のことを指します。

元々SIMロックがかかっていた端末を、SIMロック解除手続きをして他社製のSIMカードでも使用できるようにしたものです。中古市場ではSIMフリーではなく「SIMロック解除済み」と表記されています。

SIMロック解除手続きが正しく行われていない場合は、SIMロックがかかった状態となるため格安SIMや他社キャリアのSIMカードを差し込んでも使用することができません。

購入場所は実店舗、オンラインショップ、家電量販店などの窓口に関わらず大手通信キャリアから販売されているもの全てにSIMロックがかけられており、解除するためには自分でSIMロック解除手続きを申し込む必要があります。

SIMロックが解除されるタイミング

中古品として販売されているキャリア端末が全てSIMロック解除されているわけではないので、購入時には注意しましょう。

SIMロックが解除されるタイミングは購入した時期と元の利用者によって異なります。

2020年4月からは購入時に即時SIMロック解除をするように義務付けられているので、ショップ側の手続き漏れがなければSIMロック解除済みになっています。

しかし、それ以前に販売された機種については購入後100日間が経過しなければSIMロック解除ができないなどの決まりがあったため、SIMロック解除をしているかどうかは前のユーザーに委ねられます。

中古買取時はSIMロック解除している方が買取額が高くなるため、ほとんどの場合はSIMロック解除をしてから中古市場に流れることになりますが、稀に契約者情報がわからないなどの事情からSIMロック解除ができないまま買取をすることもあります。

その場合は利用できるキャリアが限られてしまっているので、格安SIMでの利用ができません。

購入時にはSIMロック解除されているかどうかを必ず確認するようにしましょう。

ネットワーク制限がかかっている可能性がある

ネットワーク制限とは、端末の分割金がまだ支払い中であるなどの理由から、場合によっては今後通信ができなくなってしまう可能性のある制限です。

元の持ち主がiPhoneの分割金が支払い中の状態で中古買取店に売却した後、分割金の支払いが未払いとなってしまった場合はネットワーク制限がかかってしまい、中古で販売されているそのiPhoneは通信ができなくなってしまいます。

これは、機種を分割購入できるキャリア版特有の制限です。

中古でiPhoneを購入する際はネットワーク制限の有無も確認しておきましょう。

キャリアの専用アプリがプリインストールされている

iPhoneにはキャリアのロゴの刻印などはありませんが、キャリア側の初期設定で専用アプリが複数インストールされている可能性があります。

このアプリ自体は削除すれば問題はありませんが、中には消せることを知らずに放置している方もいらっしゃるでしょう。

不要なアプリを本体に置いておくとストレージが圧迫される原因となるため、使わない場合は速やかに削除しておきましょう。

【補足】Android版の特徴

AndroidのSIMロック解除品には、iPhoneよりも多くの違いがあります。

その違いには購入するメリットとなるものもあれば、デメリットになるものもあります。

ここでは、Android版のSIMロック解除品の特徴をメリットとデメリットに分けて知っておきましょう。

メリット①:おサイフケータイが使えるものが多い

スマートフォンをかざしてiD決済などでお会計をする「おサイフケータイ」を使用するためにはFelica機能が必要です。

キャリア版のSIMロック解除品は、日本国内向けに開発されているため、日本特有のおサイフケータイに対応していることが多いのが特徴です。

海外ではおサイフケータイが使用できないことも多く、最新機種であってもFelica機能そのものが搭載されていない機種はたくさんあります。

おサイフケータイがどうしても使いたいという方はキャリア版のSIMロック解除品を選ぶと良いでしょう。

メリット②:日本国内で動作保証が取れているものが多い

元々日本国内で大手通信キャリアであるドコモ、au、ソフトバンク向けに作られた製品なので、それぞれのキャリアの携帯電話通信網に対応した製品として販売されています。

日本国内の格安SIM事業者はドコモ、au、ソフトバンクから電波を借りてサービスを提供しているため、通信自体も問題なく行うことができます。

また、格安SIM事業者が代理店として販売しているものも多いため、動作保証が取れているものが多いのも特徴です。

 

デメリット①:対応している周波数帯(バンド)に違いがあるため、海外SIMが使えない可能性がある

キャリア版のSIMロック解除品は、もともと日本国内のキャリアが提供するために開発されているため、日本国内のSIMで使用することが想定されています。そのため海外のSIMに対応しない可能性があります。

携帯電話の電波にはキャリアごとの周波数帯が決まっています。海外SIMの場合はこの周波数帯が異なるため、日本のキャリア向けに販売されているAndroid端末ではSIMロックを解除しても通信ができない可能性があります。海外SIMを使うことを前提とされる方はSIMフリー版を選んだ方が良いでしょう。

また国内で使う場合も対応している周波数には注意が必要です。例えばauの場合、特に山間部などで通信をカバーするために必要な周波数帯=Band18/26はau版のAndroidでしか接続できないことがあります。そのため他のキャリアのSIMロック解除品にauのSIMを挿したら今まで通信できていたエリアが圏外になってしまうこともあります。詳しく知りたい方は各キャリアページをご覧ください。

ドコモauソフトバンク

デメリット②:キャリアの専用アプリが削除できず、使用もできない

Android端末は各キャリアで販売、使用されることを前提として開発されています。

そのため、本体には各キャリアのロゴの刻印が入っており、本体内にはキャリアの専用アプリがプリインストールされています。

この専用アプリはSIMロックを解除しても削除することができず、本体容量を圧迫し続けます。

また、キャリアの契約がなければ使うことすらできない場合がほとんどです。

端末自体のストレージが少ない場合は無駄に容量を圧迫してしまいます。

SIMフリー版とは


キャリア版のSIM解除品と同じく、SIMロックのかかっていないSIMフリー版の端末。

通信事業者による縛りを受けないという点では同じですが、具体的にキャリア版のSIMロック解除品と何が違うのかを確認するため、SIMフリー版の特徴についても理解しておきましょう。

SIMフリー版とは最初からSIMロックがかかっていないモデル

SIMフリー版とは、工場出荷時のころからSIMロックがかかっていないモデルです。

全世界で販売されることを前提としたモデルなので、特定のキャリアのSIMカードに限定するようなことはありません。

iPhoneの場合はApple Storeもしくは中古ショップでのみ購入が可能となっています。

大手通信キャリアでの購入とは違い、販売店によっては一括払いのみでの購入が原則となっています。

Appleの場合は、提携しているショッピングローン会社を通して分割購入することもできますが、携帯電話の分割購入よりも厳しい審査があることや、分割回数によっては手数料が発生することもあります。

SIMロックが解除されるタイミング

SIMフリー版には最初からSIMロックがかかっていません。

工場出荷時の頃からSIMロックはないため、解除する必要もありません。

そのため、中古ショップで購入する時に「SIMフリー」と書かれているものを選べばSIMロックがかかっている心配もなく、格安SIMでの通信が可能となっています。

ネットワーク制限がかかっている可能性がない

SIMフリー版のiPhoneはたとえ分割購入したとしても、大手通信キャリアが代金を立て替えて分割購入するわけではなく、ショッピングローン会社を通して購入することになるためネットワーク制限がかかりません。

ネットワーク制限とは、大手通信キャリアが分割金の残高未払いを防ぐための手法ですので、SIMフリー版には全く関係のない話となります。

そのため、中古ショップでSIMフリー版を選んでおけばネットワーク制限がかかってしまう心配もありません。

キャリアの専用アプリがインストールされていない

SIMフリー版の端末にはキャリアの専用アプリもインストールされていません。

そのため、アプリを消し忘れて本体のストレージを圧迫するという心配もありません。

購入した時の設定のまま使用するという方にとっても、わざわざ中身を整理する手間が省けます。

【補足】Android版の特徴

SIMフリー版のAndroid端末にも、iPhoneより多くの違いがあります。

そして、その違いもメリットになる部分やデメリットになる部分が存在します。

ここでは、SIMフリー版Androidのメリットとデメリットについて解説します。

メリット①:海外SIMも含めて多くの通信回線に対応可能(ただし注意点も)

SIMフリー版として販売されているAndroid端末は、海外のSIMカードにも対応できるように開発されています。

そのため、日本国内の大手通信キャリアや格安SIM事業者以外の海外SIMを入れても問題なく通信できることが多いのです。

海外へ頻繁に行ったり長期滞在することがある方にとってはSIMフリー版の方が都合が良いでしょう。

ただし、確実に全世界で使用できるわけではなく、端末によっては対応していない電波帯域が存在するため、対応バンドはよく確認しておきましょう。

メリット②:キャリアの専用アプリがなく、ロゴの刻印もない

iPhone同様、キャリアの専用アプリはインストールされていません。

Android版のSIMロック解除品の場合は消去できなかった専用アプリも、SIMフリー版では存在すらしません。

そのため、無駄にストレージを圧迫することもなく自由に使うことができます。

また、本体にキャリアのロゴも刻印されていないため、見た目にも美しい端末が多いのも特徴です。

デメリット①:おサイフケータイが使えない端末も多い

SIMフリー版は日本だけではなく世界で使用されることが前提となる端末なので、おサイフケータイが使えない機種もたくさん存在します。

日本ではおサイフケータイが使えるのは当たり前となっているので、スマートフォンを購入する際にわざわざ対応しているかどうかを確認していない方も多いでしょう。

SIMフリー版についてはおサイフケータイ機能を搭載していないものも多いため、使用したい場合は購入前に対応状況を確認しておきましょう。

デメリット②:技適マークがないものも多い

SIMフリー版の端末の中には、日本国内での使用が認められていない端末も存在します。

「技適マーク」とは、無線通信機器において、「技術基準適合証明」と「技術基準適合認定」のどちらか、または両方の認証がされていることを表示するマークで、総務省によって定められたものです。

この技適マークは、日本国内でスマートフォンやBluetoothイヤホンなどの無線通信機器を使うにあたって、必要以上の電波を出したり国内で許可されている以上の周波数や出力での通信を行わないことが認められている証であり、このマークがない端末は日本国内での使用が許可されていません。

使用した場合は電波法違反にあたるケースもあります。

海外製品であるSIMフリー版のスマートフォンを購入する場合は技適マークがあるものかどうか事前に調べるようにしましょう。

SIMフリー版とキャリア版のSIMロック解除品の違いまとめ

SIMフリー版とキャリア版のSIMロック解除品の違いをそれぞれ解説してきました。

iPhoneについては些細な部分のみでほとんど違いはありませんが、Androidについてはメリットとデメリットが大きく分かれる結果となりました。

最後に、それぞれの違いをまとめておきましょう。

 

iPhoneの場合の違いSIMフリー版キャリア版のSIMロック解除品
購入窓口Apple Store/中古ショップキャリアの店舗/オンラインショップ
/中古ショップ
SIMロック解除のタイミング最初からSIMロックなし購入時に即時(2020年4月〜)
ユーザー自身で申し込み
ネットワーク制限の可能性なしあり
キャリア専用アプリなしあり(削除可能)

 

【Android版SIMロック解除品のメリット】
①おサイフケータイが使えるものが多い
②日本国内で動作保証が取れているものが多い【Android版SIMロック解除品のデメリット】
①海外SIMが使えない可能性がある
②キャリアの専用アプリが削除できず、使用もできない
【Android版SIMフリーのメリット】
①海外SIMも含めて多くの通信回線に対応可能
②キャリアの専用アプリがなく、ロゴの刻印もない【Android版SIMフリーのデメリット】
①おサイフケータイが使えない端末も多い
②技適マークがないものも多い

iPhoneは基本的に同じ。Androidの場合は注意しよう

SIMフリー版とキャリア版のSIMロック解除品の違いについて解説しました。

iPhoneの場合はキャリア特有のアプリの有無や中古で購入する際の注意点こそあるものの、基本的な性能は同じです。

ネットワーク制限にさえ気をつけていれば特に問題はありません。

しかし、Androidの場合はそれぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の使用用途に合わせた選び方をするのが良いでしょう。

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